【the Startup Interview vol.1】 「起業することって、自分の信じた道で人生を生きるということ」

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【the Startup Interview vol.1】
「起業することって、自分の信じた道で人生を生きるということ」株式会社ジェネストリーム代表取締役 秋貞雄大氏
(聞き手:吉村 創一朗)

吉村)今回からStartup Weekend(以下SW)に関わっている様々な方にインタビューさせて頂くことになりました。第1回目ということで、本日は過去のSWで優勝経験のある、株式会社ジェネストリーム代表取締役の秋貞雄大氏です。宜しくお願いします。

秋貞氏が初めてSWに参加したのはいつだったんですか?

秋貞氏)去年8月パソナで開催されたSWでした。エンジニアを探していて、知り合いに「行ったら面白いよ、エンジニアとも出会えるし!」と言われて参加してみました。思ったより最初の印象は日本ぽくないなって・・・

吉村)そうですよね(笑)●

秋貞)はい(笑)日本は座学的ですが、最初からミニスタートアップをみたいなことを行ってとても実技的ですよね。まあマッチョな企画ではありますよね。白熱した議論をしまくりました。

吉村)どんな3日間だったのですか?

秋貞)その時は別のサービスをピッチしたんですが、結局違う人のチームにつきました。海外の外国人が方が日本に観光に来る際に、日本人が観光案内をしてあげるというサービスです。色々ディスカッションをしてウェブでモックを作って、最終的には優勝することができたんです。

でも途中崩壊の危機がありました。2日目の夜にみんな意見が割れて、そこでメンバーの整理をしたんですよ。最初に企画していたサービスと方向性がずれてマネタイズばっか意識しすぎて、サービス自体がその子が描いていたものと違ってきてしまったんです。「私はこれをやりたかった訳じゃなかったから、これならチーム解散したい。もっと日本を知ってもらうことにフォーカスできない人は降りてもらった方がいいです。」と彼女は言って、結局メンバーは半分くらいになってしまいました。残ったチームのメンバーで、最終ピッチに向けてパート分けを始め、僕はソーシャルから人を引っ張ってくる担当に携わりました。審査員の方には、自分の得意分野を使い皆が理解して一つのサービスを作っているのが素晴らしいと評価されたんです。今でもチームの皆とは交流があって、この前も飲みにいきました。

吉村)僕は「スタートアップ」という環境に置かせて頂いて、周りには思い立って起業された方もいらっしゃいます。前々から現在のサービスを立ち上げようという決意はあったのですか?

秋貞)そうじゃなかったです。そもそももともと起業しようとも考えていませんでした。貯金してなくてお金がなかったんです(笑)でも世界に通用するプラットフォームをいつか作りたいなって、世界を変えたいなってずっと思ってたんです。AppleとかFacebookができているのに、なんで自分ができていないんだろうって疑問が出てきました。きっとNo.1じゃないと嫌なんでしょうね。でもその時は一切ノープランだったので、まずは「未来の当たり前が始まる会社を作る」というビジョンをつくり、その後アイデアを固めながらクウハッカーというサービスの原型ができました。そしてその後、SWに出会ったのです。

吉村)起業された後にSWに参加されたのですね。SWで優勝したサービスをイベントが終わった後も続けようと思ったのですか。

秋貞)リーダーに任せましたが、結局はやらないという判断になったんですよ。でも、サービス自体ターゲットが持つ提案に対してソリューションをしっかりと当てていくことができていたので、そういう意味では自分のノウハウをうまく伝えられました。

吉村)SWではチームビルディングしていく際、まず最初に自分のアイデアで1分ピッチしますよね。最初にどんな問題にフォーカスするかってすごく大事だと思うのですが、いい問題を見つけるいい方法って何かありますか?

秋貞)ほとんどの人がピッチする問題の規模がちっちゃいんですよね。問題の意識が目の前にあるちっちゃな「石ころ」。平らな道を作ろうって時に、その石ころがあるからどかそうとするのか、でかい石をどかして直進しようとするのかってことです。小さいことをどかしても対したことじゃないし、力にもならないしインパクトも無いです。でも、でかい石をぶち破ったときにこいつすげえってなりますよね。
問題が小粒だから、チームも会社としてスケールしないんです。インパクトのある問題提起って大事。事前に自分のアイデアを見るときに、冷静にこういう見方があるといいすごくいい。この問題を抱えていてこの問題に共感してくれる人って何人くらいいるんだろって。そういう風に自分のアイデアを客観視して判断することが大切なんです。

吉村)SWに参加する意味って何だと思いますか?

秋貞)起業することって、自分の信じた道で人生を生きるということだと思うんですよね。それがいいか悪いかは人それぞれなんで、そこまでまだぶっ込めない人はSWを入り口として使いましょうってことです。そういう意味で、SWとは、いつもとは違う自分を見せる、いつもには抑圧されている自分を解放できる場所でありきっかけの場所。やらないとそもそも延ばすフェーズにいかない。延ばすフェーズにいるスタートアップが少ないから、日本のベンチャーは伸びないんです。SWはまず作るということを提供するので、どんどん作っていけばいいです。優勝しなくてもいいです、他にいいサービスもたくさんありますし。でもその後も続けていこうとする気持ちを是非大事にしてもらいたいです。

吉村)何か始めて参加する方にアドバイスをお願いします。

秋貞)どんなものでも、自分が正しいと思うことを正しいと主張して欲しいです。賛同者がいないだろうが笑われようが、主張することが起業することへの第一歩です。どんなしょぼくてもこれが問題として自分の中で大きいと感じている、それを解決したい、と主張し発することで、初めて共感者が生まれます。発しないと何も生まれませんよね。だから正しいと思うことを主張することから始めてみて下さい!

吉村)本日はありがとうございました。

*株式会社ジェネストリーム
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